あなたがまず初めの乾杯に
選ぶドリンクは何ですか?

 

ビール、ワイン、シャンパン・・・

 

泡立つドリンクがこれからますます
喉を気持ちよく潤してくれる季節。

 

レストランに出かけた際には
ちょっと奮発して雰囲気に合わせた
シャンパンからまず飲まれてみては
いかがでしょうか。

 

近頃ここ恵比寿では赤身肉が好きな女性が
増えています。

 

当店にも男性顔負けに赤身肉を食べに
ご来店される”ガッツリ肉女会”たるものが
毎月開催されています。

 

女性もバリバリ働く時代、
和牛の赤身肉を食べることで定期的に
パワーを充電しているそうです。

 

ですが男性に比べて赤ワインのご注文が
少ないように感じています。

 

「渋くて口に残る味わいが苦手」と
おっしゃっていました。

 

以前のブログ記事にも度々書いているほど
赤身肉と赤ワインを合わせる最高の瞬間
口の中で混ざり合う肉汁とのバランス!

 

この2つの組み合わせに
絶対の自信がある当店としては
いささか少し寂しいご意見ではあります。

 

ですがそんな赤ワインが苦手な方

いつもオススメしている
飲み物がシャンパン

 

シャンパンは万能な飲み物

赤ワインの他に白ワインの代わりにも
なってくれるすっきりとしたシャンパンの
味わいは乾杯から最後のデザートまで

すべての料理に寄り添える
パーフェクトな飲み物なんですよ。

 

もし赤ワインが苦手でしたら
和牛赤身肉ステーキと合わせる飲み物は
白ワインではなくシャンパンをご注文されて
みてはいかがでしょうか。

 

多くの飲食店の場合シャンパンや
スパークリングのような発泡性ワインは
揮発性が高いため、グラスではあまり品数が
なく選択肢が限られてしまいます。

 

そんな時できればグラスではなく
シャンパンをボトルを頼むことができれば
お店にあるリストの中から好みに合わせた味
わいのものを見つけられる場合が多いです。

 

甘口がいいか、それとも辛口か。
ぶどうの品種が何にするのか。

 

ちょっと知っておくだけで、レストランへ
行った時にも極上の一本をスムーズに
注文することができるかもしれません。

 

赤身肉に合わせて飲みたいシャンパンとは

シャンパンとは
フランスのシャンパーニュ地方特産の
スパークリングワインの一種です。

 

その作り方は
厳格に規制が細かく決められています。

 

その呼び方は
シャンパン(外来語読み)
シャンパーニュ(フランス語読み)
シャンペン(英語読み)

 

シャンペンと読んでも
恥ずかしいことではなくどれも正解です。

シャンパンに使用されるぶどう品種

「ピノ・ノワール」
「ピノ・ムニエ」
「シャルドネ」

全部で7種類ありますが
この3種類が主に使われています。

 

あれ??ピノ・ノワールって
赤ワインのイメージがあるけど

シャンパンは透明色!?
そう疑問に思うかもしれません。

 

シャンパンに使われる黒ブドウの
「ピノ・ノワール」や「ピノ・ムニエ」は

ブドウを収穫してから果皮の色を
抽出しないように綺麗により分けて
果汁だけを発酵するので透明色に近く
仕上げることができるのです。

 

反対に赤ワインを造る時には

ブドウの果皮と果汁もぜんぶ
一緒に絞るため色が濃くなります。

 

通常は上記の3品種を
混ぜて作るのが一般的ですが

赤ブドウ100%
だけを使って作るシャンパンを
「ブラン・ド・ノワール」と呼び

白ブドウ100%(シャルドネ)
だけを使って作るシャンパンを
「ブラン・ド・ブラン」と呼びます。

 

これはシャンパンのボトルに
記載されているので品種を限定したものが
飲みたい時には確認することができます。

 

知っておきたいシャンパンの選び方

好みの味わいのシャンパンを
選びたい時参考になるのが表記も
ボトルのラベルを見れば

5段階に味わいが分類されています。

 

極辛口
Dosage Zero(ドサージュゼロ)
Brut Nature(ブリュットナチュール)

上辛口
Extra Brut(エクストラブリュット)

辛口
Brut(ブリュット)

やや甘口
demi-sec(ドゥミセック)

甘口
Doux(ドゥー)

 

どの程度を辛口、極辛口と感じるかは
人それぞれ分かれるところではあるかとは
思いますが、シャンパン選びの参考に
してみてくださいね。

 

NM RM CMの違いって?

シャンパンボトルのラベル
(エチケット)にはワインとは違った独自の
表記がたくさん明記されているのですが

 

さらにこの3つの表記まで
説明することができればかなり熟れた
シャンパン通として一目置かれそうです。

 

シャンパーニュ地方では
生産者のことを「メゾン」と呼び

大小合わせて
約5000ものメゾンがあります。

 

生産者の規模や事業体によって
主に3つ《NM、RM、CM》に分かれていて
呼び名が違います。

 

NM(ネゴシアン・マニュプラン)
大手メーカーにより製造されたシャンパン
ブドウ栽培農家からブドウを買い入れて製造
瓶詰めまで行っています。

 

多くを取り扱う大企業のため毎年安定した
品質のシャンパンが提供できるほか

製造コストが下がるので質の高いものを
手ごろな値段で市場に出すことができます。

 

大手セゾンの一部
モエ・エ・シャンドン
ヴーヴ・クリコ
ドン・ペリニヨン
アンリ・ジロー
テタンジェ
ボランジェ
ドラピエ
ペリエ・ジュエ

日本で有名なシャンパン銘柄は
ほとんどNMに該当されると言えます。

 

大手メーカーなので広告費用にも
費用が大きく投入されているようです。

 

RM(レコルタン・マニュプラン)
NMが大手企業なのに対し
自家農家でブドウの栽培から瓶詰めまで
すべて行う小規模での自社生産。

 

大手にはない個性があるけれど生産量が
少ないので価格が高騰することもあります。

 

CM(コーポレート・マニュプラン)
いわゆる協同組合のことを言います。
複数のブドウ農家が一緒にブドウを卸して
共同で瓶詰を行っています。

 

これら生産者を示す記号は
シャンパンボトルのラベル(エチケット)で
確認できますので

 

赤身肉に合わせてシャンパンを飲む時は
ぜひ探してみてくださいね。

 

赤身肉のニセモノにご注意ください