熊本県 阿蘇 赤牛
あか毛和牛 放牧

 

 

7月に研修を兼ねて

あか毛和牛に会いに初めて

熊本県の阿蘇へ行ってきました。

 

 

そのとき、

私が1番おどろたことは

 

阿蘇という地域の

自然の雄大さや

景観の素晴らしさでした。

 

 

遠くの山々までひたすらに

きれいな緑が

広がって見えます。

 

 

どこまでもどこまでも

緑の草原地帯が続いていて、

 

高い山の上までも木や林などが

生い茂っている様子はなく、

 

すべて

絵で書いたような

キレイな草原のアーチ

が広がっています。

 

それらの連なる山々の草原では

いたるところに牛たちがいて

 

自由に歩き回りながら草や花などの

天然の牧草を食べています。

 

 

すべての景色が

放牧で育てられている

この牛さん達のために広がっているんです。

 

放牧は雌牛だけ!?

【意外に知らないあか牛の飼育法】

レポートはこちら ↓

http://nikuebisu.com/archives/351

 

 

でもなぜ、

『背丈の低い草や花ばかりで木がないんですか?』

 

ふと、疑問に思ったことを

案内してくださった牧場主の方に聞いてみました。

 

「これは野焼きをしているからですよ」

「毎年3月くらいに一帯を焼いてしまうことで

新鮮な草花だけを維持しているんです」

 

と教えていただきました。

 

 

左はQUNIOMIオーナー右は案内してくださった
あか毛和牛の
生産者さんです。

 

 野焼きとは・・・

 

阿蘇では1000年ものあいだ

繰り返し行われており、いまや

春の訪れを感じさせる風物詩となっているそうです。

 

野焼きをする理由には

・ダニや人畜に有害な虫を駆除する

・牛や馬用のエサとなる草を育てるため

・木が育って森になるのを防ぎ、

焼けた植物が肥料となってまた成長する。

 

草原一帯を年に一度焼き払ってしまうことで

危険な作業ですが、このように常に新鮮な状態を

維持しているのです。

 

この野焼きを止めてしまうと

木がすぐに生い茂り、森に変わり

一面が荒野に変わりはててしまいます。

(http://www.newkusasenri.com/news/images/野焼き2.jpg)

 

この写真をみると穏やかな阿蘇の

風景からはまったく真逆!

 

もうもうと燃え上がる

圧倒的な炎の勢いに恐怖さえ感じます。

 

野焼きの後はすべて焦がされて

しまい黒々とさみしげになりますが、

 

一週間もすると『サーーーッ』と

緑のジュウタンを広げたような

もとの草原によみがえりを果たします。

 

この人々の努力のうえに阿蘇で

暮らしているあかげ和牛たちは自由に

のびのびと美味しい牧草を

お腹いっぱいに食べることができるのです。

 

 

生産者の方たちが

それぞれに所有する牧場面積により

50〜100人以上を集め、

協力して順番に野焼きをしています。

 

 

最近では地震よる地割れや

人手不足、野焼きによる人身事故なども

重なり、苦労される部分もあるそうですが、

 

「長い歴史を止めることはできない、

あか牛の環境を奪うことはしたくない。」

 

と、大切な存在の牛たちとの共存共栄という

生活スタイルに誇りとプライドを

もっているのかとても強く伝わりました。

 

熊本県の阿蘇では

2月中旬から本格的な野焼き作業のほか

ボランティアの募集や、

「阿蘇の火文字焼き」というイベントなどもあり、

日没から燃やすこともあるそうです。

 

(http://www.aso-kuju.jp/news/index.cgi?mode=dsp&no=96&num=20)

 

冷んやりとまだ寒い3月の

暗闇の中、立ち上がる真っ赤な

火柱に草原が焦がされ

 

もうもうと立ち込めるけむりの匂いを

想像するだけでもハラハラ

ドキドキ、そわそわしてきます。

 

次は3月、実際に野焼きの現場に立ち会いたい!

と再訪を計画しています ^ ^

 

 

和牛赤身肉レストラン
恵比寿「クニオミ」

店長ヨザワ