牛と共に生きる人たち

 

日本に牛と共に生計を立てて
牛と共に人生を共にしている人たちがいることって知っていますか?

 

今年の7月に私たちは熊本県に行きました。

 

何をしにワザワザ熊本県まで出かけてのかというと
あか毛和牛を直に見るためです。

 

知らない人も多いかと思いますが
熊本県はあか毛和牛の産地です。

 

そこで目にしたことを
伝えたいと思ってこの記事を書いています。

 

まず、驚いたことがあります。

 

それは、あか毛和牛(通称:あか牛)が人懐っこいんです。

 

私たちが考えるのに牛舎に入れられて
人間には興味もないのかなと思っていたので驚きました。

 

そしてもう一つ
息が臭くないんです。

 

関東圏にも牧場などがあり
牛を見る機会があると思います。

 

その牛を見ると人間に興味を持っていても
余りの息の臭さに後ずさりしてしまうのは私だけでしょうか?

 

なぜ熊本県のあか牛が人懐こいのかが
分かりました。

 

その前にこの記事で牛はどのように
飼育されているのかを書いていきます。

 

 

食肉牛と乳牛は別

 

今回乳牛のことは割愛します。

 

肉用のことに絞っていきます。

 

肉牛として育てる為には
2つの工程を踏んで肉牛として
育てていきます。

 

牛を育てる農家さんと牛を肥らせて
出荷する農家と分かれています。

 

生育から行っている農家さんもいますが
非効率な為、分かれている場合が多いそうです。

 

まず仔牛から育ててある時期まで育てている農家のことを
繁殖農家(飼育農家)と呼んでいます。

 

彼らの仕事は繁殖させていくことと
ある程度大きく育てることです。

 

他の産地は知りませんが
私たちが訪れたあか毛和牛生産者さんは
赤牛が生まれて4ヶ月間は
親牛と一緒に居させ母乳を飲ませて
育てているそうです。

 

なぜこんな当たり前のようなことを
書くのかというと・・・

多くの肥育農家さん達は
3ヶ月と言わずにもっと早く親子を離してしまいます。

 

そうしないと中々安定的に生育しないようです。

 

私たちが訪れた生産者の方は無理に離すことはせず、
4ヶ月間という時間しっかり親から栄養を摂ることで
病気とかにならずに大きな牛に成長するそうです。

 

もう一つの農家

肥育農家

肥育農家の仕事は食用にするため
牛を大きくし、肉をつけていきます。

 

肉をつける方法として短期間で
飼料を与えて太らせる方法と
時間をかけて太らせていく方法とあります。

 

私たちがお伺いした農家さんは
肥育に関してはゆっくりというか
決めた日数まで藁や乾草などを与えて
自然に太らすそうです。

 

濃厚飼料は殆ど使わない、と言っていました。

 

濃厚飼料を与え続けると脂の色が
白っぽくなり市場での価値は上がるそうです。

 

しかし、牛本来の味わいでないのは
違うということで、その方は
濃厚飼料は(番号忘れました)
決まった飼料、一種類少しだけ
使っているそうです。

 

そうすることで
牛の肉質はもちろん
脂の色が黄色っぽくなり
自然な味わいになるそうです。

 

最終的な体重は650kg〜700kg
になって出荷します。

 

こうして書くと

可哀想とか残酷

のように見えるかもしれません。

牛たちは自分たちが繁殖生存するために
人間の力を借りていかなければ
生きていけないことを知っています。

 

その証拠に人間のことを全く怖がらずに
寄ってきます。

 

私たちが訪れた生産者さんも
あか牛のことを大切に育てています。

 

牛がいないとその農家さんたちも
食べていくことが難しいので
牛との共存共栄で成り立っている
と強く感じました。

 

食の安全が騒がれている今。

牛と共存共栄の道を歩んでいる
農家さんたちを見ると
私たち飲食店の役割とは何なのか
考えさせられました。

 

以上が第1部のレポートです。

 

ここまでご覧頂きありがとうございました。