一年で最も盛り上がるイベントといえばクリスマスではないでしょうか。

クリスマスくらいは豪華な食事をしたいですよね?

そんなあなたにオススメの料理を今日はご紹介します。

豪華なクリスマスディナーのメイン“赤身肉ステーキ”を食べるのは鉄板として…

前菜も“クリスマス”らしい普段はお目にかかることが少ない希少の食材や、華やかな料理を注文するなどで盛り上げると、食事の時間は最高として、その後の時間も盛り上がるでしょう。

この記事をお読みのあなたも、一度くらいは耳にしたことがあると思いますが、フォアグラを使った前菜は華やかな雰囲気にふさわしい料理です。

フォアグラってなに?

フォアグラ

フォアグラは肥らせた鴨やガチョウの肝臓です。

「え!肝臓があんなに美味しいの?」と思われる方もいると思いますが、フォアグラは古代ローマ時代から続くヨーロッパでは伝統的な食べ物です。

今では鴨のフォアグラの方が一般的に知られていますが、元々はガチョウの肝臓を肥育させたフォアグラを食していたのが始まりです。

ガチョウに食べてもらう餌も、現在ではトウモロコシや濃厚飼料を飼料として肥らせていますが、ローマ帝国時代ではイチジクを飼料としていたようです。

それからフランスにフォアグラ作りの製法が伝わり、ガチョウだけではなく鴨やアヒルなどでもフォアグラが作られるようになりました。

旨さの最大のキモはガヴァージュ

ガヴァージュとは、人間によって鴨やガチョウの口に大きい漏斗のようなものを喉まで突っ込み、そのままトウモロコシなどの飼料を流すように、食べさせ肥育する方法のことです。

実際、それを行なっている姿を見るとビックリします。

が、しかし、日本人の私たちには、無理やり餌を口に突っ込んで肥らせる方法には抵抗があるかもしれません。

でも、魚を養殖したり黒毛和牛を狭い牛舎の中に囲い込み、ビールや濃厚飼料を与えて人為的に肥らせる方法などと比べれば、ヨーロッパとの食文化の違いに少しは理解できるかもしれませんね。

黒毛和牛に必要な綺麗なサシをいれるのと同じように、良質なフォアグラを作るためにはこの“ガヴァージュ”の作業をしないと、ただのレバーになってしまいます。

ガヴァージュをすることで肝臓に脂肪が蓄えられます。

この蓄えられた脂肪によってフォアグラの最大の特徴である、火を入れると出てくるネットリした食感や、バターには似ても似つかないようなコクや滑らかさ、カリッと焼いて香ばしさや食感は食欲をそそります。

これらが味わえるのはフォアグラを置いて他にはありません。

ただ、時代の流れとともに、ガチョウのフォアグラでは料理が重くなってしまい、他の料理を食べれない、などのことがあるの、ガチョウのフォアグラよりも鴨やアヒルのフォアグラの方が現代人には好まれています。

 

世界三大珍味の仲間


あなたにご質問があります。世界三大珍味って知っているでしょうか?

1)キャビア
チョウザメの卵を塩漬けにしたもの

2)トリュフ
西洋松露(キノコの一種)

そして3番目はフォアグラです。

どれも世界中で食べたいという人が多すぎてしまうので、圧倒的に数が足りていません。

そしてどれも目を見張るような高価です。

キャビアやトリュフの美味しさの説明は他の機会に譲るとして、唯一フォアグラだけは人工的に製造することができるので、三大珍味の中で最も手に入りやすいでしょう。

人工的と述べましたが、ヨーロッパでは主な産地としてはフランスはもとより、ハンガリー産などもあります。

少量ですがブルガリア、ベルギー、アメリカなどでも作られています。まだまだ産地に関してはどんどん増えているのが現状です。

日本でもフォアグラを作ってますが、あまり上手くいっていないようです。

フォアグラにも産地があり、どこで生産されたかで味わいも変わってきます。例えば、フランスですとペリゴール地方は最高級に位置するくらい代表的な味わいです。

ランド地方は脂が溶けやすいので、主にテリーヌなどネットリと口の中で解ける料理などには向いています。

アルザスやブルゴーニュ地方でもフォアグラはありますが、上記ほどの生産数がないし品質もまちまちです。

僕はフランスに住んでいた時、ペリゴール地方に住んでいたことがあります。

ペリゴール地方では伝統的な方法で家族経営でフォアグラを生産しているところもあれば、超近代的な設備の中で、フォアグラを生産しているところまで様々です。

フォアグラの話になると、真っ先に出てくる地名はペリゴール地方です。その中でもサルラ(sarlat)という街は、ガチョウや鴨の伝統料理やフォアグラを使った料理が多いことで知られています。

そのような中、フランスのペリゴールに住んでいた時にしか体験できない、とれたばかりのフォアグラを持たせてもらった時は複雑な気分でした。

通常は冷房の効いている設備の中で行われ、取り出したフォアグラはすぐに冷蔵庫に入れるですが、僕だけは特別に“とりたて”を持たせていただきました。

冷蔵庫に入れる前のフォアグラは生温かく、時間が経つごとに締まってくる感じがしたのを今でも覚えています。

そのあと、生のフォアグラをスライスして食べさせてもらいましたが、個人的な意見としては火を入れて食べた方が美味しいように思います。(あと食中毒が怖いです)

世界一ケチなフランスでもクリスマスだけは特別


あなたはフランス人と聞いてどのように思うか分かりませんが、僕は様々な国の方と一緒に海外で過ごしたりしていて感じたことは、フランス人ほどケチな民族はいないのでは?と思うほどです。

フランス人が毎日、私たち日本人が思うような“ご馳走”を食していると思っていたら、大間違いです。

ちなみに、星付きのレストランはフランスでも多くありますが、一般庶民のフランス人が星付きのレストランを利用する回数は、良くて年1回程度です。その時はかなり無理して食事をしています。

では、普段のフランス人はどうしているのかというと、カフェやビストロ、ブラッスリーといった大衆店に行くか、自炊がほとんどです。

自炊と言っても、日本の食卓ほど何品も“おかず”やご馳走を並べるようなことはなく、基本は1〜2品程度しか食べません。

そんな世界で一番ケチなフランス人もクリスマスだけは特別です。

クリスマスだけは、人口の多くと言っていいほど(一説によると75%のフランス人)が“フォアグラ”を食べます。だから、クリスマス時期になると海外に輸出する分が足らないくらい国内消費が優先となります。

このような理由からクリスマスに食すご馳走は「フォアグラが最高」といえます。

 

メインは赤身肉にして前菜を豪華にしよう

お店で食事をするとき前菜から決める方がいます。残念がら前菜から注文するものを決めてしまうと、楽しみが半減していると言えるでしょう。

なぜなら、メインが決まらないと食事全体のボリュームや、それに合わせるワインなどを決めることができないからです。

ワインを飲みながら全て前菜で済ますこと、もいいかもしれませんが、折角のクリスマスに前菜だけというのは、少し寂しすぎると思いませんか?

メインを魚にしてもいいかもしれませんが、僕のオススメは断然「赤身肉ステーキ」です。

それもできれば噛むごとに味わい深い、熊本県や高知県産“あか牛”がオススメです。

前菜はフォアグラを食べてクリスマス気分に浸り、メインは和牛の赤身肉の味わいを堪能しながら上質な赤ワインとともに食べる。

温製のフォアグラ料理もいいとは思いますが、フォアグラの旨さに酔いしれたいと考えているならば、テリーヌやムースなどの料理の方がいいと思います。

温製フォアグラは冷めてしまうと味が変わりやすいです。それに、わざわざクリスマスを豪華にしたいと考えているのに、温製では勿体ないと思うのは僕だけでしょうか?

その点、冷製のフォアグラの料理だと既に味はしっかり決められているので、ワインやシャンパン、貴腐ワインやアイスワインを選んだりと、楽しめるバリエーションも増やすこともできます。

今年のクリスマスは前菜はフォアグラ料理メインは和牛赤身肉ステーキで決まりです。