熊本県阿蘇の麓にある牧場を訪れると、
広大な牧場から赤牛たちがやってきました。
涼しい風が吹き抜け
のんびりと過ごしています。
性格は温厚で大人しく
阿蘇山で放牧されている牛は
とにかく人懐っこいです。
体重は大きくても700kgくらい
ちなみに黒毛和牛は900kgとか普通にいます。
程よい筋肉がつき健康的に育てられる大きさは
700kgくらいまでが限界なのかもしれませんね。
牛の顔を見たら食べられない!!と言われます。
実は私もはじめ同じだったんです!
でも熊本県阿蘇に行って考え方が変わりました。
私は牛は食べられて可哀想と思っていたんですが
実際に熊本県阿蘇に行ったらあか牛たちは
全くそんなこと考えていないくらい
私たち人間に寄ってきました。
ある牧場を見学させていただき
「なるほど!」と思いました。
他の県は別ですが
ここ熊本県阿蘇山麓であか毛和牛を育てている
生産者さんたちは代々あか牛を育てています。
お父さん、おじいさん、そのまたおじいさん…
そして息子へ…と
彼らの人生は牛とともにあり!
と感じました。
牛が人間の生活を豊かにしてくれる
人間も牛の繁殖を手伝い子孫が残せるようにする。
牛と人間が持ちつ持たれつの関係なんですよね。
これって漁港も同じなのではないでしょうか?
漁師も代々受け継がれていきます。
魚とともに生きている人たちがいる。
一時期乱獲をしすぎて魚の量が激減した時もありました。
豊漁の後は不漁になる。
これでは、生活が安定していきません。
漁師同士で必要以上に取るのをやめようと
仲間で協定を結び。
今では一部の地域では自治体の方とともに
稚魚の放流もしています。
話を戻すと
魚か牛かの違いはあっても
同じ人間と共存共栄をしているんですね。
その光景を見て
私たちは熊本県のあか毛和牛をもっと広めなくてはならない
このような使命感が出てきたのを覚えています。
今、阿蘇ではあか牛を飼育する人が年々減っています。
同じ牛を飼育するにしても黒毛和牛を育てたほうが
高い値で買ってくれるらしいです。
少しでもあか牛の良さを広めて
飼育農家とあか牛がさらに共存共栄できるように
していかなければならないと
個人的に感じることができました。
巷ではUS産やオースト産の牛肉が流行っています。
日本人が赤身肉を食べるようになったのは
物凄い進歩だと思います。
が、、、日本にも赤身の和牛がいることを
忘れられないようにしっかり伝えていきます。
ぜひ、今日の話に興味を持って
一度食べてみたいと思ったら
来店してみてください。
最高のクオリティーのあか毛和牛のお肉が
食べられますよ。
お待ちしています。^^
<熊本県 阿蘇山の麓にて>