必ず押さえておきたい!豚肉を食べる時の注意とは

 

豚肉料理は必ずよく火を通さないと食べれない!!!

というのが
私たち日本人の定説です。

 

でも、、、

豚肉は火を通しすぎてしまうと
「美味しくない」
「身がパサパサする」
「うまみが全部抜けてしまう」
なので、

どうしても
豚肉を美味しく食するのが難しい・・・
という声が多いです。

 

実は最近になって徐々に知られてきましたが
豚肉はそんなにしっかり火を通さなくても
食べれます。

 

最近では低温で火を入れた豚肉料理を
提供しているレストランが多くなりました。

 

 

しかし、まだまだ豚肉について
「火を完全に通さなくては食べられない!」

という方が多いと思います。

 

 

その理由をこれから説明しますね。

 

豚は家畜

家畜と呼ばれて人間の手で飼育管理して
食用としているお肉のことを言います。

・牛肉
・鶏肉
・豚肉
・合鴨肉
・馬肉

と結構色々と飼育されています。

 

牛肉や馬肉は生で食べれるのに
(本当は危険ですが)
豚肉や鶏肉はなぜ生で食べてはいけないのか?
と思った事ってありませんか?

 

これは赤身のお肉か白身のお肉かで
大きく分類されます。

 

赤身のお肉には細菌はいますが
虫と呼ばれるいわゆる寄生虫
余りいないです。

 

その代わり赤身のお肉は細菌などが
付着しているので
やはり生で食すのは
リスクが高くして食すことになります。

 

さて話を戻しますが、、

豚肉の日本における歴史を少し紐解いていきます。

これを読むことでより豚肉についての
理解を深めることができます。

 

日本の古い文献によると豚肉(いのしし)
弥生時代には食べられていたようです。

 

それから天皇による食肉禁止令なるものを宗教上の理由で発動していました。

なので、公には肉を食べる事が許されていませんでした。

 

それから江戸時代になると
豚肉(イノシシ)を食べると滋養強壮にいいという事が
知られてきて頻繁に食べられていたようです。

そして
豚肉を食べるという習慣が日本人に浸透しました。

 

さて本題なのですが
実は昔は豚を飼育する時に
飼料を残飯やくず肉などをあげて育てていました。(1970年代)

 

豚は雑食性なのでなんでも食べます。

その飼料が原因で虫が寄生してしまいました。

 

豚肉についている寄生虫

 

豚肉には

旋毛虫

と呼ばれる寄生虫がいます。

 

 

この虫を食べてしまうと
かなり辛い症状になります。
詳しくはこちら 

 

うーーん、本気でヤバイ!!!!

 

豚肉を食べる時に火をよく通せ

と言われる原因は

実は豚肉にいるであろう寄生虫を
死滅させる為だったのです。

 

でも、、、
それは以前の日本での話。

 

現在の日本では飼料を改良して
寄生虫が発生しない管理を徹底的に
行っています。

そして、白身肉である豚肉は、
火を強く入れていくと
肉自体が硬くなってしまいます。

 

さらに冷凍してしまうと
白身肉の中の細胞を壊してしまい
解凍して焼き上げてもジューシー感が
失われてしまいますよね。

 

なので、実は豚肉ほど料理人の腕の差がでる
食材はないと思います。

 

私は豚肉はシットリとジューシーで
噛むごとに肉汁が出てくるお肉料理が好きですが
あなたはどちらがお好きですか?