もしかしてあなたも
騙されているかもしれません・・・

 

じつは本物の赤身肉を
提供している飲食店は少ない

この事実を知ってどう思うでしょうか?

 

近頃、赤身肉ブームの人気に乗っかる
ニセモノが多く出回っています。

 

あなたが焼肉店で食べているその赤身、
ホンモノですか!?

 

今回はホンモノの赤身肉の見分け方や
部位による種類などお伝えしていきます。

 

赤身肉ブームが都内からは必然だった

昔から焼き肉や厚切りステーキは
ご馳走として喜ばれてきました。

今までは黒毛和牛のサシ(脂)が入った
柔らかいお肉がダントツの人気でしたが、

最近では健康を意識したサシの少ない
赤身肉をあえて選ぶ方が都内では増えています。

 

ですがその人気に乗っかって、
とにかく何でも赤身と言って提供している
レストランが都内で急増中。

 

一気に赤身肉ブームになりました。

 

私たちも同業としてとても
恥ずかしいと思ったことがありました。

 

先日あるお店で牛タンを
赤身と称している看板を目にしました。

 

牛タンで赤身なんてあるの?

 

と思ったあなたは
素晴らしい活眼をお持ちです。

 

焼肉屋や韓国料理屋などで出てくる
人気の牛タンですが

牛タンは肉ではなく内臓に属します。

 

このように赤身でもないのに
お客様を偽っているお店が増えているんです。

 

ひどいお店では
牛の他の内臓も平気で赤身肉と言っていたり

見るからに脂ギトギトな肉を
”ヘルシーな赤身”と称しています。

 

でもこれって

同業の飲食店だけではなく
私たちにお肉を提供している
お肉屋さんも同じなのです。

 

専門的な知識は必要ないとは思いますが
肉屋、飲食店共に情報を偽りすぎだと
感じています。

 

なぜ、このようになってしまったのか?

ということなんですが恥かしながら
外食業界自体が今や苦しい経営を
している所が多いです。

 

ブームに少しでも乗れば
儲けることができる…などと
甘い考えがあるお店や会社がさも
赤身のように言っているだけなのです。

 

本当に残念なことに
赤身と書いておけば売れる
と思い込んでなんでも赤身にしている
同業の飲食店を見るととても悲しく感じます。

 

この記事をお読みになり
本当の赤身の知識を身につけて

もう世間に惑わされないでほしいです。

 

赤身肉のブームに乗っかるハラミは実は内臓肉

牛タンやレバー、センマイ・・・
見るからに内臓の一種だと分かる部位のほか
見分けがつきにくい場所もあります。

 

4年ほど前、赤身肉がブームになり始めた頃
焼肉店では定番のカルビやロースに並んで
“ハラミ”が徐々に注目を浴びていました。

 

カルビは食べ過ぎると胸焼けがするほど
脂がたっぷり含まれているのに比べ、

ハラミは赤身肉のように見えるけど硬くなく

さっぱりと食べれることから
今では男女問わず人気のメニューの
ひとつと言えます。

 

赤身肉ブームの先駆け的な存在でも
あるこのハラミですが

じつは

赤身肉ではなく『内臓』だと
いうことはまだあまり知られていません。

 

牛のハラミは赤身のような見た目で
食感は柔らかくクセも少ないので

勘違いされがちですが
肉ではなく横隔膜の筋肉です。

 

同じく人気の
サガリも同じ横隔膜に分類されます。

 

そのほか
・ショクドウ(ネクタイ・ノドスジ)
・トウガラシ(肩から腕にかけての筋肉)

なかでも誤解いされている方が
多いのがフィレ肉です。

 

1頭からわずか3%
しかとれずサーロインやロースと
並ぶ高級部位。

 

ですが
あのやわらか~い
フィレ肉

じつは筋肉です。

 

筋肉は人間と同じく
鍛えるほどに硬くなりますが
牛のフィレは大きな身体の中で唯一
動かすことのない箇所のにあるため
筋肉量が増えません。

 

いっさい硬くならないまま
成長するため柔らかさが
保たれているというわけです。

 

フィレの中でも
さらに極上の柔らかさ「シャトーブリアン」

希少価値も含め目が飛び出るほどの
高値で提供されていますが
シャトーブリアンが

「肉ではなく筋肉の一種」

なのだということを語れる方は
まだ少ないのではないでしょうか。

 

フィレは例外としても
ほとんどの内臓系は肉と比べて
安価で取引
されています。

 

その内臓を赤身と言って
メニューに載せているレストランが急増して
いますのでどうかご注意くださいね。

 

あなたの周りのご友人や
大切な方たちにはぜひ”本当の赤身肉”
ガッツリ食べさせてあげましょう。

(赤毛和牛・短角和牛)

 

 

黒毛和牛と赤毛和牛の違いとは