サーロインとリブアイの違いを解説

和牛赤身肉専門の肉エビスです。

牛肉の部位として、フィレ肉やサーロインは人気があり有名ですが、アメリカでは『リブアイ』という部位も絶大な指示を得ているステーキ部位の一つです。

日本では馴染みが少ないかもしれませんが、今後はさらに外国産牛肉の輸入量が増えることにより、

スーパーやネット通販でも、サーロインやフィレ肉などと並ぶ、ステーキ部位として選択肢に入ると思われます。

そこで、この記事では
サーロインとリブアイの違いを解説
していきます。

サーロインとリブロースステーキは、最高級部位でありながら、どの部分でどんな違いや特徴があるのかご存知の方は少ないです。

この記事を読むことで肉の部位に関して知識がつくので、会食やパーティーなどで重宝されること間違いなしです。

サーロインとリブアイの価格の違い

サーロインとリブアイは、どのくらいの価格差があるのか解説します。

例えば、サーロインがキロ単価一万円で、リブロースがキロ単価8000円としましょう。
(あくまでも例え話です。)

※スーパーはグラム売りですが、業務用は全てキロ辺りの単価で取引します。

スーパーと違い塊肉ですと、余分な脂や筋などがあり仕入れてすぐカットしたくてもできません。

上記の画像は枝肉と呼ばれる肉ですが、この状態で仕入れるのは大きな加工所くらいです。ここから各部位に仕分けして塊肉とされます。

塊肉のままですと大きな筋や小骨、軟骨、脂があるので、それらを除去しないと食べることができません。

例えば、塊肉で10キロあった肉を、除去作業(肉の掃除、成形)をすると、部位にもよりますが6キロとかになります。

これを歩留まりといいます。

サーロインは牛肉の部位の中でも、落ちる部分が少なく歩留まりが良いです。

キロ辺り1万円で仕入れたサーロインをステーキとして食べれるように整形をすると、キロ辺りの単価15000円とか17000円となります。(あくまでの一例です。)

肉の塊は歩留まりによって、勝った価格よりも上がっていきます。

ではリブロースはどうのか?というと、キロ単価8000円のリブロースの牛肉をリブ芯と呼ばれる「リブアイ」にすると、半分以上のお肉や脂が落ちていきます。

もうおわかりと思いますが。

キロ単価8000円で仕入れて、肉が半分落ちればキロ単価は、2倍の16000円に跳ね上がってしまいます。

ステーキ用にピッタリのポーションカットすることは不可能なので、キロあたり20000円とかになりますよね。

こうして計算してみると分かると思いますが、リブステーキをさらに芯だけにした、リブアイステーキが高額になるのがご理解いただけたのではないでしょうか?

そう考えるとあらかじめ「リブアイロール」として
売られている方がお得なのかもしれません。

和牛はアメリカと同じ部位の分け方をしてません。

もし、リブアイが欲しいならばワザワザ芯だけを取る必要があるので、さらに高額になるのは想像できるでしょう。

アメリカはリブアイカットが主流なので、手に取りやすい価格になります。

日本(和牛)とアメリカの肉に対するカットの違いが、価格差を生み出す要因と知っておいてくださいね。

リブアイのことをおさらいしたい方はコチラからどうぞ!

サーロインとリブアイは味が違う

リブロースやリブアイのお肉の特徴は、最高に柔らかく適度に噛みごたえもある「ザ・ステーキ」といった感じです。

サーロインも柔らかい部位ですが、リブアイの方が中心の肉ということもあり味わいも繊細です。

サーロインの方も繊細な肉ではありますが、イチボ(お尻)に近いサーロインになると、肉らしい味わいが出てきます。

柔らかさよりも味の強さといった具合ですね。

脂に関していえばサーロインよりも、リブロースの方があります。

リブロースの芯の部分のリブアイになると、“かぶり“にあるような余計な脂分がないので、適度な脂の中に柔らかさと味わい強い肉になります。

サーロインとリブアイ
どっちがステーキにいいの?

ステーキといえばサーロインのように思いますが、リブアイもステーキとして、海外では王者のステーキとして人気があります。

日本においてステーキとして人気があり、イメージされるのは断然サーロインステーキです。

ステーキの本場アメリカになると、サーロインは高級レストランで食べるステーキではなく、家やバーベキューとして、あとは普通のレストランでよく食べる部位です。

もし、ステーキをご馳走として捉えるならば、アメリカなら「リブアイステーキ」の方が、高級なステーキということになります。

ちなみに、フランスになるとフランス人が好きな料理に「ステックフリット」という、焼きっぱなしのステーキ肉と揚げたてのフライドポテトを添えただけの料理があります。

ステック(ステーキ)に使われる部位として、一般的なのは
サーロインではなくリブロースです。

サーロイン(アロワイヨー)も食べますが、圧倒的に人気な部位はアントルコート(リブロース)です。

サーロインは、ロスブフ(ローストビーフ)にして、食べることの方が多いですね。

こうして世界的に視点を向けると、サーロインが最高級の位置付けは日本だけということになりますね。

まぁ、どちらの部位もステーキとして、人気がある部位なのは変わりませんけどね。笑

あなたはサーロインとリブロース(リブアイ)ステーキ
どちらが好きでしょうか?

自宅でリブロースとサーロインを食べ比べ

ここまでお読みなり、肉好きならば自宅でリブロースとサーロインステーキの食べ比べをしたらどうでしょう。

いくつかご紹介しておくので参考にしてみてください。

いや!俺(私)は赤身がいい!

という方は、最下部に赤身肉をご紹介しているので、リンク先を辿ってみてくださいね。

☆リブロースステーキ(ノーブランド)和牛

銘柄牛のステーキでなくても、肉本来の味わいを体験してみたい!

そんな方にぴったりの「リブロースステーキ」です。

〇〇牛となると価格が跳ね上がりますが、こちらは比較的リーズナブルにステーキを食べることができます。

たくさんの肉を食べたい方にオススメです。


☆サーロインステーキ 和牛

こちらは珍しいメス牛のサーロインをステーキカットにした商品です。

こちらも〇〇牛としていないので、黒毛和牛のサーロインステーキとしては比較的リーズナブルです。

自宅でササッとステーキを作る時に重宝できたり、贈答用としてもいいかもしれません。

柔らかいサーロインステーキは和牛ならではだと思います。

 

☆最高級サーロインステーキ

とにかく最高級の肉で脂身が大好き!という方はコチラがオススメです。

このブログは赤身肉を中心に書いてますが、時々、「オススメできる和牛もおしえてください!」というお声を、頂戴します。

赤身の美味しさと別に、黒毛和牛の脂は甘くて肉は柔らかいのが特徴です。

最近の脂身は人間の体温で溶けるような肉もあります。

今日は豪華なサーロインステーキを食べたい!
という方にはピッタリだと思います。

 

最後に

このブログでは和牛や赤身肉を主にご紹介してます。

たまにコレは良いかも!と思う肉もご案内してます。

赤身肉が好きです!と思う方は、この下に赤身肉をご案内しているページがあるので、覗いてみてください。(画像をタップ)

最後までお読みくださいましてありがとうございます。