「ステーキの食べ方に決まりはあるの?」
「私、間違ってる!?」
「ライスにもルールがあるのか・・・」

 

と思われるかもしれませんが、

 

そう感じたあなたは
もしかしたらすでに少し恥ずかしい
食べ方をしているの可能性も・・・

 

特別な日に食べることが多いステーキは
食卓を華やかに盛り上げてくれる

 

“ごちそう”料理です。

 

近年は、ステーキハウスや
レストランの店舗数が増えていますが

 

ちょっと小腹が空いたからと
手軽に食べれるファーストフードとは
やはり訳が違います。

 

とくに、私のように40代を超えてくると接待や
デートのほか後輩の結婚式にも呼ばれる回数も増え、

 

大人としてのスマートな振る舞いが
要求されいるような気がしています。

 

ときどき、自分が恥ずかしい食べ方をしていないか、

周りを見て確認しながら、不安になることもあるほどです。

 

ステーキを食べる回数が多い人ほど
これを読んで、最低限のポイントだけでも押さえて
いただければと思います。

日本にステーキが広まったのは明治以降

日本は明治時代になり本格的に肉をステーキとして
食べる習慣が生まれました。

 

それまでは肉食を禁止されていた時代があり、
堂々と食べれるようになったのは

まだ150年ほど前です。

 

全国各地で牛は飼育されていましたが
田んぼを耕したり、荷物を運んでくれる
労働用の牛として大切に扱われていました。

 

その後、文明開化とともに西欧の影響を受けると
スーツを着たり、革靴を履いたり。

ヨーロッパのスタイルが流行するとともに
牛肉を使った料理も広まっていきました。

 

そこから

「もっと肉を食べて活力を養おう!」という
国を上げてのブームが沸き起こることとなり

 

それまで、お箸を使っていた人々が
ナイフとフォークを手に取り

牛肉のステーキを食べることになります。

 

そのあまりの美味しさに衝撃を受け、
多くの著名人たちも夢中になったと伝えられています。

福沢諭吉・太宰治・手塚治虫

それぞれの作品には、ステーキ(ビフテキ)の話が
たびたび登場し、好物であったことを物語っています。

その頃から、牛肉は記念日やお祝いなど
特別な席で食べることができる贅沢な食事でした。

 

誰もがワクワクするステーキの存在は
今も昔も変わらないんだな、と感じます。

 

だからこそ、
意識したいのはステーキを食べるときの

『切り方』や『食べ方』なのかもしれません。

和食だとお箸の使い方やお椀の持ち方など

厳しい作法があるように、ステーキを食べるときにも
美味しく食べるコツや西洋料理のマナーがあります。

 

この記事では、
誰と一緒に出かけても恥ずかしくない

 

ステーキの切り方や、付け合わせに出てくる
ライスの食べ方をお伝えしていきます。

 

ちょっとでも、頭の片隅に知っておくことで
会食やデートのときに役に立つことがあるかもしれません。

 

すでに、このレベルなら知ってるよ
という方も復習編として読み進めてみてくださいね。

ステーキを初めに全部切ってしまうのはNG

たまに、お肉を初めから全部カットしている
ステーキを見かけることがあります。

 

すでに、一口サイズにカットされているため
フォークや箸でお肉をつかんで
口に運ぶだけなので効率がいいです。

 

ですが、これは非常に勿体ない行為です。

 

食べるペースが早い人だったり
大人数のブッフェ形式でのステーキ料理なら
それでもいいのかもしれません。

 

ですが、もしあなたが厚みのあるステーキを
最後まで美味しく楽しみたいのであれば

 

少しづつ食べる分だけカットするのが
最善の方法と言えます。

なぜかといえば

初めに全部のお肉をカットしてしまうと
時間の経過とともに冷めるのも早くなるからです。

 

温度が下がると、肉と脂身も固くなるため
食感や味わいに影響されます。

 

せっかくの豪快なお肉を
ご馳走として食べるなら、冷めないように
“温かい状態をなるべくキープ”してください。

 

切り分ける分量を計算しながら、

食事のペースに合わせたカットを心掛けてみると
お肉の味わいが大きく違ってきます。

 

プロがステーキを焼く時に重要なこと

通常、ステーキを調理するときは

表面を焼き固めてから内部に肉汁を
閉じ込めて火を入れていきます。

 

そうすることで、

旨味を含んだ肉汁

ぐるぐると回って肉全体に
熱が均一に入っていくからです。

 

美味しいステーキを食べるなら
重要な要素の一つに
旨みをたっぷり含んだ肉汁は欠かせません。

 

例えるなら、薄い皮から溢れ出る小籠包のように
旨味の濃い肉汁のスープと一緒に食べることで
口の中で旨みが最大限に広がります。

 

アツアツの小籠包を、レンゲの上に乗せて
スープを一滴もこぼさないように食べますよね。

それと同じように、
ステーキ内部からの肉汁も極力
流出を抑える必要があるわけです。

 

そもそも、お肉を焼くことで
にじみ出てくる肉汁。

 

生肉の状態だと指で強く押しても
何も出てこないのに不思議です。

その理由は、保水性の高い生肉は
加熱することで肉基質タンパク質が変性し、
保持していた水分が分離していきます。

 

そうすると、旨味エキスや脂肪が混じり合って
溶け出し肉汁と呼ばれる液体になるからです。

 

万が一、この旨味や脂肪の甘みが
たっぷり詰まった肉汁を流出させてしまうと

 

肉は硬く、パサついてしまう原因に繋がります。

 

そうならないためにも、

ステーキの肝となる肉汁をできる限り
逃がさないためプロがやっていることに

 

『お肉を焼いたあとに必ず一旦、休ませる。』

 

というテクニックがあります。

すぐにカットしてしまうと
まな板の上に肉汁が流れてしまうので、

 

肉汁が落ち着くのを待ってから
お皿に盛り付けるためです。

 

切れない!硬いステーキ肉の対処法

柔らかい和牛の霜降りステーキなら
簡単にカットできても

 

赤身肉になると、切りづらい!

という場面に遭遇することがあります。

 

以前、私も300gのステーキを相手に惨敗しました。

 

その時は、テーブルに運ばれてきた
ステーキがまったく切れずに、

グイグイと刃先を押し当ててもて
テーブルが揺れるだけで全然カットできませんでした。

 

思い出すだけで顔から火が出そうですが

空腹で一刻も早く食べたい私は、
焦る気持ちが先走っていました。

 

ガタガタと音を立ててテーブルを揺らしながら、

あまりにも硬くて切れない肉塊が
皿から飛び出し、レストランの向こうの壁まで
飛んでいってしまったんです。

 

「なるべく時間をかけずに
スマートに切るにはどうしたらいいのか・・・。」

 

その方法を知りたくて

普段から厚い肉を抵抗なく包丁で切り分けている
プロの方にコツを伺ってみました。

 

その答えは
「ステーキナイフを上手に操ること」

 

性能や刃先の形状にもよりますが、
ステーキの切り方には「基本的なコツ」
あるというテクニックを教えていただきました。

 

ポイントは右手の使い方

肉を切る包丁と同じように

ステーキナイフも切り方さえ
マスターすれば、ある程度の硬い肉でも

最後まで慌てずにスマートな動き

切り分けることが可能になると言います。

 

ステップ1:お肉は左側からカットしていきます。

右手でステーキナイフを軽く握り
刃先を肉の上にあてます。
(このとき左手のフォークで肉を抑えて固定)

 

ステップ2:ナイフを前後に動かしながら下までカットしますが
ここで注意することは、力任せに押してはいけません。

肉が潰れて中から肉汁が出てきてしまいます。

ナイフの刃先肉の弾力のバランスを加減しながら

右腕を前後に動かしてカットします。

 

中央の肉が厚い部分はさらに半分にして
食べやすい大きさに切り分けましょう。

 

 

(NG)
上から力を入れて潰して切らない!

(OK)
前後に動かしながら肉の弾力と合わせて

ゆっくり切り目を入れていく。

 

繊維を意識する

ここで大事なポイントは
繊維を意識して切ること。

肉にはシワのような筋(スジ)が入っています。

この筋を意識して上手にカットしないと
口の中で噛み切れず、味わいも乏しいものとなります。

 

筋(スジ)は歯にも詰まりやすいので
気をつけなければなりません。

正しいステーキの切り方は、筋(スジ)とは逆らうように
ナイフで直角にカットすることです。

断ち切るように細かくすれば食べやすくなります。

 

やってはいけないステーキの食べ方

お肉を食べるときは
ビールやワインなどのお酒と合わせるのも
美味しい食べ方の一つですが

 

「ライスをガッツリ胃袋にかき込みたい!」
という気分のときもありますよね。

 

右手にフォークと左手にナイフを持ったまま
どうやってライスを食べるのか、

苦戦されている方も多いようです。

ステーキ「ライス」にもルールが必要だった

やはり、ライスだからと侮らずに
正しい食べ方を実践すればカッコイイことは
間違いありません。

 

「気取ってる?」そう思われることを気するより

経験があって、洗練されている自分を演出してみるのも
シチュエーションを見ながら考えればいいと私は思います。

 

ライスの場合は、フォークの上にのせて
食べるのが西洋料理のマナーとされています。

 

レストランへ行った際に、ヨーロッパや海外の旅行者の方が
他の席に座っていた場合はぜひ観察してみてください。

 

フォークとナイフを自然に使いこなしていて
とっても上品なので、いろいろ参考になりますよ。

 

一昔前はフォークの背にライスをのせて
食べる方法が広まっていましたが

今はもうやめておいたほうがいいです。

日本だけの食べ方として定着していただけに

 

「海外ではなぜ?」と
不思議に思われるかもしれません。

 

スマートな方法としては、
フォークの湾曲している側にナイフで
手前からライスを乗せて食べます。

ライフがふわっとしていて落ちてしまうときは

ナイフで上から少し押さえつけて安定させてから
口へ運んでも大丈夫です。

 

その際、お皿をご飯粒だらけに散らかさないよう

手前側から徐々に食べていくと
最後まで上手に食べ進めることができますよ。

 

ステーキのソースは2度漬け禁止

ステーキと一緒に出てくるソースが
初めからお肉の上にかかっている時には
そのまま食べて問題ありません。

 

ですがもし、別添えだった場合には
やってはいけないことがあります。

 

それはソースに肉を漬けながら食べること。

 

「関西の串カツ」のようにソースの中に
肉を浸してから食べるのはNGです。

 

ステーキの場合は、ソースをお皿の上へ
流しかけながら食べるのが正解となります。

 

さらには、初めからドボドボと
ソースを全部かけるのもNG。

何回かに分けて様子をみながら
食べるのがスマートな方法です。

 

まとめ

贅沢なステーキを記念日や会食で食べるときに
気をつけたいこと。

 

・ステーキは食べるペースに合わせて
少しずつ切り分ける。

・硬いお肉でも焦らず、ナイフを前後に動かしながら
適度な力加減でカットする。

・ライスはフォークの湾曲側に手前からのせて食べる。

 

40代になると今まで培ってきたキャリアの他に
作法や装い、センスが洗練されてくるものです。

 

「特別な食事のひととき」だからこそ
ステーキの食べ方にまで意識を向けてみるのも
大切ではないかな、と感じます。

 

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