こんにちは
店長ヨザワです、

 

和牛と呼べるものには4種類あります。

 

逆に言えば
4種類しかないんです。

 

「和牛」とは

明治以前から日本で飼われてきた
肉食専用のことで70年前に認定された

 

■黒毛和牛

■無角和種

■褐毛和種

■日本短角種

 

4種類のみ

詳しくは前回の

こちらを覗いてみてください

<知っておくべき和牛の種類はコレ>

 

 

その他、日本で生まれ育った牛でも

和牛とは名乗る事ができない種類は

国産牛と表記をされています。

 

 

見た事ありますか?

スーパーのお肉売り場で見かける

【国産牛】と書かれたパッケージ、

 

「国産なのだから日本の牛でしょ?」

「和牛とはどう違うの?」

 

と思いますよね、私も国産牛は
和牛よりも安価で購入できる肉として

 

よく買っていましたし国産という
表記に安心安全な牛肉だと思い込んでいました。

 

ですが
実際には安心安全とは
言い切れない現実があります。

 

国産牛とはいったいどういうものなのでしょうか?

 

下記の3つが
国産牛と表記する事を許されています。

 

①乳牛用に育てられるホルスタイン。

 

②和牛とホルスタインを交配させた交雑種

 

③外国種や輸入牛を3ヶ月以上の期間

日本国内で育てたもの。

 

それぞれ

どういう牛かというと・・・

 

①ホルスタインとは

よく目にする白と黒のパンダ模様の牛で、

メス牛が乳牛用として育てられています。

 

お乳を出し続けるには出産を繰り返す必要があり

この母牛から産まれたメス牛はそのまま乳牛用に

なりますが、オス牛や出産を3〜4回繰り返した母牛が

肉用種となり国産牛と明記されています。

 

②交雑種とは

主に黒毛和牛とホルスタインを

掛け合わせた肉用種専用の牛です。

身体が大きく育つよう人工的に交配させています。

 

③外国種や輸入牛に関しては

日本で3ヶ月だけでも飼育されれば

すべてが「国産牛」と名乗っていいと

されていますのでどのような環境で

どんな飼育をされていたのかは一切不明のまま

 

日本へ運ばれてきて3ヶ月後にはスーパーの

お肉売り場に国産牛として

並んでいるというパターンもあります。

 

このように
「国産牛」といってもその規定はさまざま。

 

 

これを知ってしまうと安心で安全なものを

優先した食材の選択肢としてはためらいを感じてしまいます。

 

では

 

「和牛」はというと

 

和牛はかなり厳しく規定が設けられています。

 

なんと、

一頭ごとに

《個体識別番号》

 

が付けられていて

専門機関に登録されています。

 

これは↓スーパーの肉売り場にある

パックで売られている和牛です。

ラベルを見てみると、小さく

個体識別番号と数字が書かれています。

 

この番号を

個体識別情報検索サービス

というサイトへアクセスして

入力するといろいろな情報を

知ることができます。

 

 

番号から分かる事は

・牛の生年月日

・性別

・飼育された県、市区町村

・飼育した者の代表指名

・移動日と異動先など

 

 

例えば、

この画像の和牛肉を調べてみると

識別番号は「1478292478」

 

これをサイトで入力してみます。

 

そうすると・・・

 

雄の去勢牛という記載があり、

さらには九州産とパッケージには書かれて

いますが、実際には佐賀県で産まれたこと牛

だという事が分かります。

 

もっと調べようと思えば

母牛の番号も記載されているので

そこから遡って血統や生産者を

調べることも可能なんです。

 

安全性が高い証拠として

和牛に関しては

かな〜り詳細に知ることができます。

 

 

このように簡単に

自分で調べる事ができますので

和牛を買った際には

 

ぜひ試しに

コチラから ↓検索してみてくださいね。

 

<牛の個体識別情報検索サービス>

https://www.id.nlbc.go.jp/top.html?pc

 

今まで牛肉を買うときは

和牛の値段や部位しか気にしてなかったのですが

<個体識別情報検索サービス>を利用してからは

 

牛が生きていた証や

育て上げた生産者さん達の誠実なプライドなど、

いろいろ背景を想像する事によって

今までよりもさらに有り難く頂くようになりました。

 

QUNIOMI

与沢ゆみ