赤身肉専門クニオミです。

 

美味しいステーキを焼くときに
これだけは押さえておいたほうが良い
ソースがあります。

 

玉ねぎを使ったソースです。

 

世の中には玉ねぎを使ったソースが
たくさん市販されています。

 

どうしてこれだけ多くのソースに
“玉ねぎ”が使われているのでしょうか?

 

美味しいステーキとオニオンの組み合わせ
食すと美味しいと感じやすいからです。

 

では、いつからステーキと玉ねぎを
合わすようになったのでしょう。

 

この後で説明しますが、ステーキと
玉ねぎよく合わせて食べること自体、
日本が一番です。

 

このページではステーキとオニオンソースの
組み合わせについて深掘りします。

 

美味しいステーキとオニオンソースの組み合わせはいつから?

 

ステーキとオニオンソースの組み合わせは
調べるとかなり以前からあるようです。

 

ですが、元々は肉を柔らかくするために
玉ねぎをすりおろして使っていたようです。

 

ステーキと玉ねぎを組み合わせた
有名なステーキ料理があります。

 

シャリアピンステーキです。

きっとご存知の方も多いはず。

 

来日公演をしたオペラ歌手
フョードル・シャリアピンさんの
希望によって考案されたステーキです。

 

簡単につくり方を説明すると
ステーキと名前がつきますが
今で言うところの漬け焼き(マリネ)
してから肉を焼き上げた料理です。

 

当時、歯の具合が悪くて
肉を満足に噛むことができない
シャリアピンさんから柔らかいステーキを
食べたいと要望を受けて帝国ホテル
料理長が考案した料理です。

 

シャリアピンステーキの作り方は
様々な方法がありますが
一例を載せておきます。

 

1)初めに肉を柔らかくするために
  肉を叩き薄くします。

 

2)玉ねぎを擦り下ろし(またはみじん切り)
  にして漬け込んでおきます。

 

3)別に玉ねぎのみじん切り(スライス)を
  バターで炒め味をしておきます。

 

4)漬け込んでおいた牛肉の水気を切って
  塩胡椒をして焼きます。

 

5)先ほど炒めた玉ねぎを乗せて
  付け合わせを添えて出来上がりです。

 

玉ねぎをこれだけ使ったステーキ料理は
他の国はありません。

 

当時は衝撃的な食べ方だったようです。

 

その後。

 

甘く炒めた玉ねぎを使ったり、
すり下ろしてソースにしたり
フライドオニオンをステーキに
添えてみたり…と

 

オニオンとステーキの様々な組み合わせ
が生まれたようです。

 

その中に当然のように
オニオンソースもありました。

 

ちなみに、
ステーキをよく食べている
ヨーロッパや欧州では
玉ねぎを主体にしたソース
ありません。

 

代わりに、合わせバター
グレイビーソースに代表される
肉汁を用いたソースを
よく合わせています。

 

ステーキに合わすオニオンソースは
日本独自の文化と知っておいたほうが
いいかもしれません。

 

美味しいステーキを作りたいならオニオンソースと一緒に加熱する

 

ステーキを焼くときにあらかじめ下味を
つけておいた肉を漬け焼きしてから
ステーキにすることがあります。

 

この方法で仕上げられたステーキは
とにかく白いご飯によく合います。

 

思わず、あまりの美味しさに
ご飯をお代わりしたくなるほど
日本人には馴染深いステーキの食べ方
なのかもしれません。

 

漬け焼きでの話をしましたが
別の方法ご飯に合うように
ステーキを美味しく食べることが
できます。

 

ステーキの火入れの時、
軽く火を通してから作っておいた
オニオンソースと一緒に
加熱をする方法です。

 

あまり一緒に長時間加熱をしてしまうと、
肉に火が完全に通ってしまうので
オススメできません。

 

でもソースと一緒に加熱することで
味と香りが渾然一体になり
美味いです。

美味しいステーキにはオニオンソースがとにかく良く合う

 

美味しいステーキを食べたいなら
必ずどこかにオニオンを使うことです。

 

生で加えてもいいですが、刻んで
炒めたオニオンを入れたソース
にしても美味しいです。

 

炒めて甘みを出しておき
焼きあがったステーキの上に乗せても
美味しいです。

 

オニオンを使うことでステーキの味わいに
深みがプラスされます。

 

アメリカのステーキ屋だとステーキには
マッシュポテトフレンチフライ
付け合わせとして添えます。

 

 

 

玉ねぎのフライ(オニオンリング)
添えてステーキを食させるお店も
あります。

 

どんな形であれオニオンがステーキを食す
お皿の上に乗っていれば美味しく
食べることができる魔法の食材なのです。

 

さらに美味しく食べたいならオニオンソース
を作ってみて合わせてみてください。

 

ソースは醤油ベースの和風でもいいですし
洋風のソースでも良いでしょう。

 

オニオンソースを合わせる時できれば
これだけはやったほうがいい、と感じること
があります。

 

玉ねぎは加熱をすることです。

 

玉ねぎは加熱することでツーンとくるような
辛味から甘みに変化します。

 

もし、ステーキにツーンとした香りや
辛味をプラスしたいならば
西洋ワサビ(ホースラディシュ)や
ワサビを合わせれば良いでしょう。

美味しいステーキはポークステーキでも応用可能

 

ここまで、牛肉のステーキの話を
してきましたが、豚肉のステーキでも
オニオンソースはよく合います。

 

ポークステーキに使う部位にどこを使うのか
で味わいは変わります。

 

仮に、豚ロース肉ステーキの出来上がりに
牛肉に合わせるオニオンソース
使っても問題はありません。

 

しかし、同じポークステーキでも
豚モモ肉のステーキだと
オニオンソースの方が風味や味わいが
優ってしまい美味しく感じないでしょう。

 

ポークステーキを作る時にどの部位を
ステーキにするのかを考えてから
ソースを合わせた方が良さそうです。

 

個人的には炒めた玉ねぎ
豚ロース肉を合わせたソースは
好きで良く自宅で作っています。

 

あなたはポークステーキに使う
玉ねぎはどんな使い方が
いいでしょう。

 

玉ねぎをどう使うかで
ステーキの味が変わります。

ぜひ、チャレンジしてみてください。

 

そしてやはり、

チキンステーキもよく合う

 

オニオンソースのことを語る上で
忘れてならないのはチキンステーキ
です。

 

チキンステーキにもオニオンソース
はよく合わせます。

 

その場合。

 

できれば胸肉ではなくモモ肉のステーキ
に合わせた方がいいです。

 

なぜなら胸肉の火入れが難しく、
油脂分も少ないので和風、洋風
どちらのオニオンソースを
作る時にかなりの工夫が必要です。

 

鶏肉は肉によく火を入れなければ
食べれませんが、火の通し過ぎも
やめた方がいいです。

 

鶏肉は胸肉、モモ肉ともに加熱すると
水分を失いやすいので余熱を考慮して
調理をした方がいいでしょう。

 

まとめ

 

日本人で玉ねぎを食べたことがない、
嫌いという方を見つけるのが難しいくらい
玉ねぎを食べる文化が定着しています。

 

他のネギ系にはない美味しいさや
甘みが“玉ねぎ”にはあります。

 

料理をする方にとって万能野菜です。

 

あなたのステーキ料理の上達の鍵は
もしかしたら玉ねぎを攻略することに
あるかもしれないです。

 

高級料理店のシェフの腕に掛かると
「玉ねぎとステーキの組み合わせ」
のアイデアに驚かされます。

 

料理人の腕次第で美味しくもなるのが
玉ねぎです。

 

これからステーキを焼く方にとって
玉ねぎのことを知っておいた方が
いいかもしれませんね。

 

ステーキとオニオンソースの組み合わせ
で何かアイデアがあれば教えてください。

 

それでは、良いステーキが焼けるように
頑張ってくださいね!