和牛赤身肉専門の肉エビスです。

 

網焼き赤身肉ステーキを食べるとき、市販の焼肉のタレで食べているなら超絶にもったいないです。

 

だからといって、赤身肉を網焼きにして食べるのを諦めてしまうのも、どうかと思います。

 

自宅の庭先でバーベキューをしたり、簡易的なグリルパンが手に入ったら絶対挑戦してほしいステーキは断然、網焼き赤身肉ステーキがオススメです。

 

しかし、網焼き赤身肉ステーキは慣れるまで火力の調節が難しく。

 

なんとか上手に焼けたとしてもワインを買ってステーキに「合わそう」と買って置いたことを忘れてしまい
醤油ベースのステーキソースをかけて食べる羽目になってしまった‥

 

ワインに合わせたかったのにな…

 

気持ちはよくわかります。

 

自宅で赤身肉ステーキ作りに挑戦した方から、このような声をよくお聞きします。

 

ステーキ自体の味付けはシンプルに塩と胡椒を振りかけて焼きます。

しかし。

 

合わせるソース次第で週末の食卓や、仲間と持ち寄る“ポートラックパーティー”などで、全然イメージが変わるものなんですよね。

 

この記事では、
「網焼き赤身肉ステーキに合う洋風ソースで迷ったらこれがいい」
をオススメするとともに作り方まで教えちゃいます。

 

参考にして自宅やパーティーなどで披露してください。

赤ワインに合わせたい網焼き赤身肉ステーキ

「赤ワインに合わせて赤身肉を食べたい!」

 

そんな方にぜひご紹介したいソースがあります。

 

バターをベースにしたソースです。

 

バターと聞くと・・

 

作り置きができないし高カロリーすぎるんじゃないのか?と思われる方もいるでしょう。

 

ご安心ください。

 

作り置きも可能です。

 

カロリーは脂身のステーキを食べるよりも、赤身肉を食べるためのソースなので控えめです。

 

さらに。

 

まとめて作っておいて冷凍庫に入れておけば、いつでも赤ワインに合わせるソースで赤身肉ステーキを食べることができます。

 

詳しくは後述しますが
「合わせるのは網焼きステーキだけじゃなければだめなの?」
と聞かれそうなので先にお答えしておくと‥

 

例えば。

 

サーロインなど表面積が大きいお肉をステーキにするなら、フライパンで焼くよりも網焼きしたほうが、火が入りすぎてしまう心配もないので焼きやすいです。

 

網焼きしたステーキの上に、バターソースを溶かしながら肉を頬張る。合わせるワインは赤ワイン。

 

これがオススメな食べ方です。

 

どんなバターソースをご紹介するのかというと。赤ワインバターソースといいます。

 

このバターはフレンチで合わせバター(ブールコンポゼ)といい、パリとかのスーパーで普通に売っているフランスでは馴染みのあるバターです。

 

日本のスーパーには焼肉のタレや、ご飯に合わせやすいステーキソースはありますが、残念ながら洋食のソース系は少ないです。

 

本格的な料理を作りたい方。フレンチを覚えたい方必見ですよ!!

 

赤ワインのエキスだけをエシャロットという西洋野菜に、煮詰めながら丁寧に味を染み込ませバターで練り上げたものです。

 

フランス語でブール ド マルシャン ド ヴァン」といいます。

 

ブールはバターという意味です。

 

マルシャン ド ヴァンはワイン商という意味です。

 

名前そのままですね。

赤身肉に合う赤ワインバターの作り方

まずエシャロットをできるだけ細かくみじん切りにします。

 

できれば。みじん切りを包丁で叩いてみじん切りにするのではなく、包丁で切るようにみじん切りにしてください。

 

↓こんな感じに

なぜ、叩いたみじん切りは良くないのかというと、エシャロットは玉ねぎの仲間です。

 

叩きながらみじん切りにしてしまうと、切っているあなたの目から涙がでることはもちろん。

 

それに、エシャロットの水分が出てしまい、香りや甘みを失ってしまいます。

 

ポイントはエシャロットの甘みとワインの酸味やコクが三位一体になることです。

エシャロットが手に入らなければ、玉ねぎまたはアーリーレッドで代用できます。

 

つぎにフライパンでみじん切りにした、エシャロットをジックリと炒めていきます。

炒めているとき、水分が出ていかないように落し蓋をするとなおいいです。

 

十分に炒まってきたら…

 

ここで100%果汁オレンジジュースをいれて少し煮詰めます。

赤ワインだけでなくオレンジジュースもいれるのかというと、オレンジ特有の香りを赤ワインの中にいれることと、ジュースの甘みと赤ワインが煮詰まることでコクをプラスするからです。

 

忘れないでほしいのですが、このバターに合わせる素材はステーキ用の肉です。

 

肉のパワーに負けないようなコクが、ソースにも求められていると思ってくださいね。

 

つぎに赤ワインを入れて煮詰めていきます。

赤ワインの銘柄ですが、あまり味が薄くないほうが良いです。

 

この画像はチリ産のカベルネソーヴィニヨン種のぶどうから作られた赤ワインを使用しています。

 

カベルネだけでなくメルローやシラーでもいいですし、ブレンドしている赤ワインを用いても大丈夫です。

飲んでみて濃いと感じられるワインのほうがベストです。

 

赤ワインをいれて沸騰してきたら、弱火にしてジックリ煮詰めていきます。

 

ギリギリまで煮詰めます。

 

バターを合わせ網焼きステーキに合わせていくとき、煮詰め方が甘いと水っぽいステーキになってしまうので注意が必要です。

 

十分煮詰まったら冷ましておきましょう。

バターを準備する

バターはできれば有塩バターではなく無塩バターを使用してください。

 

有塩バターを料理に使うと、最後の塩味の調整ができなくなることがあります。できれば無塩バターを使用してください。

 

マーガリンで代用もできますがコクや香り、味わいなど別物なので使わないほうが良いと思います。

 

バターは室温にもどして練っておきます。

 

ポマード状になっているのがベストです。

均一に混ぜる

混ぜていくとき注意してほしいことは温度です。

 

前述した“エシャロットを煮詰めたもの”が熱い状態でバターに混ぜていくと、バターが全て溶けてしまいます。

 

バターの温度と、煮詰めたエシャロットの温度が同じ方が簡単に失敗なく混ぜられます。

 

混ぜたら、塩、胡椒で味を整えます。

 

う〜〜ん、美味い!!と感じたらオッケーです。

仕上がりはこんな感じ。ラップなどで巻いて整形していきます。

使いやすいように円柱状にする

ラップを空気が入らないように広げて、赤ワインバターを絞り袋にいれて均一に絞っていきます。

 

できるだけバターのなかに、空気入れないようにするのがポイントです。

 

ラップを使い上手くまいてクルクルと作業台の上で巻いて、巻き上げたラップが張りのある状態にします。

両端を空気が入らないように、ピンと張っていることを確認してから、最後にアルミホイルで巻きます。

 

この状態で冷蔵庫や冷凍庫に入れて保存をしておきます。

 

あとは適当に円柱状に切り、熱々の網焼き赤身肉ステーキの上にのせて溶かしながら召し上がってください。

 

このソースを熱々に焼き上げた網焼きのステーキ合わせて食べると…

 

網焼きにした赤身肉にバターのコクが加わり、赤ワインの凝縮したエキスをプラスされます。

 

美味しすぎて赤ワインを沢山飲んでしまいそうです。

まとめ

スーパーで買ってきた赤身肉を網焼きにして、美味しくするバターソースをご紹介しました。

 

網焼きで香ばしい香りがついている、赤身肉はバターソースのような油脂分を補うソースとは好相性です。

 

作り置きしておけば、野外バーベキューやキャンプなどで重宝するでしょう。

 

言い忘れてましたが、赤身肉の網焼きに適した部位はサーロイン、リブロース、ヒレ、ランプ、シンタマなどの部位と、相性がいいですよ!

 

最後に余談ですが、この赤ワインバターはサーモンなどの赤身の魚にも好相性なんですよ。

 

ぜひ、作ってみてくださいね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。