赤身肉が美味しい赤牛(あか牛)は格別

和牛赤身肉専門の肉エビスです。

 

あなたは赤牛(あか牛)の赤身肉を食べたことってありますか?

 

 

まだだよ。という人は、一度騙されたと思って食べてみてください。

 

 

きっと、サシいりの和牛とは別次元で、肉本来の美味さにハマると思います。

 

 

国内産の赤身肉ブームの牽引肉として、絶大な人気を誇る赤牛(あか牛)のことを、まだ良く知らない人のために、このページを作成してます。

 

 

『いったい、お前誰だよ!』

 

 

という方もいると思うので、簡単に自己紹介しておきます。

 

 

当店は東京の恵比寿という場所に、12年間に渡って赤牛(あか牛)をご来店されたお客様に提供しています。2022年現在

 

 

始めはジャージー牛の赤身肉からスタートしました。

 

 

短角牛、赤牛(あか牛)と赤身肉の魅力を引き出すような調理方法にした、和牛赤身肉を専門にしてます。

 

 

今から10年前は和牛赤身肉は、日本人の間では見向きもされなかった肉です。

 

 

この話をすると『嘘でしょ!』と驚かれます。

 

 

今から8年くらい前くらいから少しずつ・・

 

 

「和牛は霜降りの肉だけじゃなく赤身の和牛もいるんだ。」

と知られるようになりました。

 

 

そんな、当店の歴史とともに歩み続けている赤身肉と、赤牛の話を説明します。

赤身肉が美味しい赤牛(あか牛)は熊本県阿蘇産

あなたは熊本県阿蘇にいったことありますか?

 

 

まだ一度も訪れたことがないなら、ぜひ行ってみてください。

 

 

活火山のなかで世界的にも珍しいカルデラ地形です。

 

 

その地形を生かして、牧草地を作り牛や馬を放牧しているのが
阿蘇です。

 

 

そして阿蘇には広大な牧場が広がり、美味しい赤身肉になる赤牛たちが、のんびり牧草を食べながら出迎えてくれます。

 

 

雄大な景色に驚くと思います。

世界農業遺産に登録

世界農業遺産って知ってますか?

 

 

ご存じない方もいるかもしれないので簡単に説明すると。世界農業遺産は21カ国で57地域あります。

 

 

日本では11の地域が認められています。

 

 

その一つが阿蘇周辺です。

 

 

通常の山は森林が生い茂っていると思います。

 

 

しかし、同じ山でも阿蘇一体の山や大地は緑に覆われた草原です。

ポツリポツリとクヌギの木が生えている程度です。

 

 

阿蘇の草原には“赤牛”や“馬”を放牧してます。

 

 

阿蘇の景観と農業を守る活動が認められて「世界農業遺産」
登録されています。

 

 

景色をみるだけでも東京から訪れるとホッとします。

1000年間続いている伝統【野焼き】

熊本県の赤牛(あか牛)の肉は赤身で本当に美味しいです。

 

 

なぜ、肉が赤身になるのか?をメッチャ分かりやすく説明すると
牛を放牧しているからです。

 

 

狭いオリのような牛舎のなかで育てられても、素晴らしい赤身にはなりません。

 

 

適度な運動をしなければ不健康になってしまいます。

 

 

そういう意味でも放牧は牛にとって必要です。

 

 

しかし。

 

 

放牧をするためには、牛が自由に動き回れる広大な場所が必要です。

 

 

熊本県阿蘇“山焼き”と呼ばれる、阿蘇の大地の山の木や雑草を
焼いて開墾をする伝統があります。

この伝統的な方法は1000年前から続いているそうです。

 

 

人口が密集して山野広さもない関東地方ではできない、雄大な
阿蘇だからこそ可能な牧草地を作る方法です。

 

 

山焼きを行うと一面、焼け野原になります。

 

 

焼け野原になった所に、牧草が生えてくるように整備すると、
5月にはきれいな緑の草原になります。

 

 

あえて山焼きをして赤牛(あか牛)が新鮮な栄養たっぷり詰まった牧草を食べられるように管理しています。

赤身肉が美味しい赤牛(あか牛)は熊本だけじゃない

和牛のなかでも数が少ない赤牛ですが阿蘇だけではなく、熊本県以外でも少しですが育てられてます。

 

 

お隣の大分県、長崎県など。

 

 

赤身肉が美味しいと評判で人気の赤牛(あか牛)を育てるエリアは少しずつですが増えています。

 

 

北海道や仙台など赤牛(あか牛)を積極的に飼育する人が増えているのは赤身の肉が人気だからというだけではないようです。

 

 

赤牛は性格がおとなしく、寒暖差にも強く体も丈夫なので飼いやすいと言われてます。

 

 

今後は、和牛の赤身肉ブームが再燃しつつあるので、もっと日本各地であか牛が広がるかもしれません。

 

 

関東近辺で赤牛の放牧が見れる日がくるかもしれないですね。

赤身肉が美味しい赤牛は産直仕入れ

この話は一般のお客様であるあなたには、直接は関係ないかもしれません。

 

 

しかし、良い肉は肉屋に行けば

 

 

「なんでも買える!」
「金さえ出せば買えないものはない!」

 

 

残念ながらそれは過去の話です。

 

 

赤牛に関して言えば金で解決できないほど生産頭数が多くありません。

 

 

そんな景気の良い事は過去にあったかなくらいになるでしょう。

 

 

赤身の肉は霜降り肉と比べると、まだまだ肉の価値は低く見られています。

 

 

ただ。

 

 

この道に30年に携わり、日本など様々な世界の肉を見てきた一人の料理人からしてみると…。

 

 

良い肉を求めるなら農家から直接買う「産直スタイル」がいい!と思います。

 

 

誤解してほしくないのですが
「全て肉の産直が良い」
とは言い切れません。

 

 

少なくても熊本県の赤牛農家さんが直接販売している肉、もしくは、できるだけ塊肉でチルド肉で販売している所から購入するといいと思います。

 

 

産直の肉を求める時は、できるだけ生産者の顔が見えることに
越したことはないです。

 

 

後は、一度でも良いと思ったら、あまり浮気をしないことです。

 

 

この2点を守っていれば、家庭でも良い赤身の肉を購入できるでしょう。

阿蘇の赤牛(あか牛)はステーキが最高に美味しい

知る限りでは、熊本県阿蘇の赤牛はステーキにすると最高に旨いです。

 

 

濃厚飼料と呼ばれる高タンパク質を極力、与えないで育てるように頑張っている赤牛農家から仕入れています。

 

 

これはから話す事は、あくまでも和牛の“話のネタ”程度に留めて
置いてください。

 

 

そうでないと、善悪のように極論になってしまいます。

 

 

あくまでも好みの見解だという前提で、この先をお読みになると楽しくなるでしょう。

 

 

和牛の肉は肥育するものだ!
と始めから決めつけて、濃厚飼料ばかりを与える農家もいます。

 

 

良いか悪いかは別問題として、濃厚飼料ばかりを与えた肉は匂いがキツくなります。

 

 

きっとあなたも一度くらいは経験があると思います。

 

 

外国産のグレインフェッドビーフを焼いて食べると、肉の味は濃いけど肉から嫌な匂いがでてきた・・・

 

 

なんてことはありませんか?

 

 

その肉は濃厚飼料ばかり与えて無理やり太らせて病気になる
寸前の肉です。

 

 

見た目は牛肉かもしれませんが、味わいや風味は似ても似つかない別物です。

 

 

しかし。

 

 

熊本県阿蘇の赤牛は全てではないにしても、赤身肉にサシが
入らないように育て方に気を配っている人がいらっしゃいます。

 

 

濃厚飼料多給で育てた赤牛(あか牛)と比べても、放牧をするので育てる手間はかかります。

 

 

粗飼料主体(草類)で放牧しながら育てるため、キレイな真っ赤な赤身の肉になります。

 

 

ちなみに、良質な赤身肉は金属探知機に通すとピーピーと音が鳴るくらい鉄分が豊富な肉になります。

赤身肉の美味しい赤牛(あか牛)人気の部位


当店では和牛の赤身肉を2種類お出しています。

 

 

赤牛(あか牛)と日本短角和種(短角牛)です。

 

 

産地は熊本県と高知県です。

 

 

両者とも赤牛です。(土佐あかうし)

 

 

赤牛の2大産地から仕入れているのは、どちらの赤牛も赤身特有の味わいがあり、肉を噛みしめるたびに出てくる旨味は別格です。

 

 

オススメの部位をよく聞かれるのですが、

 

 

「赤牛を脂ごと味わいたい!」

と、考えているなら、リブロースサーロインがオススメです。

 

 

健康的に育てられた赤牛の脂は、「オメガ3」「オメガ6」と呼ばれる人間にとって良い脂肪をたくさん含んでいます。

 

 

だから、脂ごと食べてもギタギタした脂っこさは一ミリも感じません。

 

 

むしろ、脂が甘く口溶けもよいので、変な和牛の脂と比べると
あまりの美味さに驚くでしょう。

 

 

赤牛(あか牛)の赤身を堪能したいならば、オススメはモモ肉イチボが良いです。

ただし、モモ肉やイチボ肉を上手に焼き上げるお店が少ないので
、そんなお店を見つけたら値段に関係なく食べたほうがいいです。

 

 

当店は主に赤身がしっかりした部位を使っているので、一度足を運んでみてください。

 

 

きっと、赤身肉好きなあなたの舌を、唸らせるような肉の美味さですよ。

 

 

それでは良い赤身肉ライフをお過ごしください。