和牛赤身肉専門の肉エビスです。
夏が近づき気温がグングン上がってくると、辛い料理やホルモン料理などを食べたくなります。
とくに肉系の料理は、クーラーで冷え切った身体にパワーをチャージする大事な栄養源です。
今日は暑い夏にこそ味わってほしい、キューバ風赤身肉の煮込み料理をご紹介します。
キューバ料理と聞くと、どんな料理を想像するでしょうか?
最近、東京ではキューバサンドが密かなブームになってます。
ローストした豚肉を惜しげもなく使い、チーズを挟み専用のトースターで両面カリッと焼き上げます。
未体験の味わいに驚かれる方も多いようです。
ビール片手に、ビーチでキューバサンドなんていいですよね。
じつは。
この後でご紹介する料理も、美味しい伝統的キューバ料理として有名なんです。
材料は赤身肉や筋などを使います。
専用の特別スパイスと一緒に長時間煮込みます。
ぱっと見るとカレーのように見えなくもありません。
しかし。
ひとくち頬張ると・・・
カレーとは明らかに違う、スパイスと肉の旨味が渾然一体となり、お代わりが欲しくなる旨さです。
このページでは
暑い夏にこそ味わいたい!キューバ風「赤身肉の煮込み』
について解説をします。
サルサを聞きながら、楽しみにお読みになってください。
赤身肉は贅沢にも和牛を使用
今回。赤身肉は和牛を使って作りました。
和牛の中でも赤身が超絶に美味しい熊本県産のあか牛、東北名産の短角牛です。
ステーキにするには硬い部位や、味を出すために筋肉なども入れてます。
これらの和牛肉に下味として塩コショウをしておきます。
事前に味をすることで余計な水分を出し、肉を食べたときに味わいを感じることができます。
あまり知られていない隠された裏技です。
赤身肉カレーではなく、スパイシーな赤身肉ビーフシチュー
赤身肉カレーのような作り方ですが、カレーではなく、スパイスが香る『カリブ海風の赤身肉ビーフシチュー』と呼んだ方が良いと感じてます。
理由は本格カレーに使うスパイスは何種類も使いますが。
カリブ海風の赤身肉ビーフシチューに使用するスパイスは、主に甘い香りをするスパイスだけです。
シナモンをベースに7種類ほど調合してます。
あと、カレーと大きく違う点があります。
それは、オリーブの実やケッパーなどを加えていることです。
オリーブなどと一緒に煮込むことで
甘い香りをベースに酸味や
香りが加わりより複雑な味わいへと変化します。
あと。
忘れていけないのは赤い色した豆、通称「キドニービーンズ」です。
そして辛さのベースとなるレッドチリ。
コレらを加えてコトコトと、スジ肉や赤身肉がホロホロと崩れるまで、じっくり煮込んでいきます。
赤身肉の煮込みによく合うご飯はコレがいい
キューバ風赤身肉の煮込みには、茹でた特殊な形状をしたお米(ご飯)を合わせます。
「日本のお米じゃダメなの?」
と、質問されると思うので先にお答えしておきます。
できれば、この料理には細長いお米と一緒に食べてください。
日本のお米は粘りが多く、とにかく甘いのでこの料理には合いません。
茹でたお米でなく、炊き上げたお米を合わせて食べたい方もいると思いますが、それもやめておいた方がいいです。
誤解して欲しくないのですが、日本のお米がマズイと言っているのではありません。
この赤身肉の煮込みを、より美味しく味わうためには、サラッとしていてほんのり香りがある
細長いお米のが相性が良いのです。
ご存知ない方もいると思うので画像を載せておきます。
細長い形したご飯です。
バスマティ米と呼ばれてます。
お米には大きく分けて2種類あります。
「ジャポニカ米」と「インディカ米」です。
ジャポニカ米は、私たち日本人には馴染みのある丸い形したお米です。
対して、インディカ米は細長い形をしていてパラパラとした食感です。
世界的にみると、ジャポニカ米を食している方よりも、インディカ米を食べている方の方が多いんですよ。
インディカ米の中でも最高級と呼ばれているのが、今回使用した「バスマティ米」です。
汁気の多い煮込み料理と一緒に食べると、とても美味しいご飯になります。
赤身肉だからこそ美味しく味わえるロパビエハ
赤身肉の肉の味が濃いからこそ上手いと感じる料理です。
言い忘れてましたが、ご紹介した『キューバ風赤身肉の煮込み』のことを、ロパビエハと呼びます。
アメリカを中心にロパビエハの食べれるレストランはありますが、今回は外国産の赤身肉で作っていないので、現地とは異なるアレンジで作ってます。
肉が崩れるくらい柔らかく煮込んでいるので、茹で上げたバスマティライスと一緒に食べると
カレーとは違う美味しさに驚くと思います。
肉を細かくほぐしてお米と一緒に食べるのが現地流の食べ方です。
私もロパビエハを食べて衝撃的な美味しさにビックリしました。
香り高く、辛すぎない程良さ。
一度も食べたことがないならば、ぜひ食べてほしいと思います。
きっとこの夏。ハマる味だと思いますよ!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
太陽の光が眩しい夏のテラス席で、サルサを聞きながらキューバ料理なんてオシャレですよね。
ロパビエハに添えるのはご紹介したバスマティ米でもいいし、タコスを添えてもよいです。
赤身肉の違った美味しさに目覚めてしまうかもしれませんね。
今回はステーキの話や肉の話ではなく、番外編として赤身肉料理をご紹介しました。
あなたのより良い赤身肉ライフとして、ぜひお役立てください。
最後までお読みいただきありがとうございました。